Analysis HDD技術支援
HDDの障害でお困りではありませんか?ソルナックHDD技術支援サービスは、合理的なコストでHDDの信頼性を確保し、お客様の強力なパートナーとしてHDDを技術的にトータルサポートします。
ビジネスプロセスに対応した技術支援サービス
選定
- HDD選定評価サービス
- HDDの設計特性、実力を評価し、使用環境にもっとも適した機種を選定
設計・製造
- HDD使用機器評価サービス
- 機器側に内在する問題を調査し、適正な実装がされているか評価
調達
- HDDソリューション製品(Non-Stop HDD)
- ソルナック独自開発のスクリーニング試験によって個別障害を発生しやすいHDDを選別
投入後
- HDD障害解析
- 障害原因を究明し、製品の品質改善をサポート
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- HDDの故障率を下げて信頼性を高めるにはどうすればよいですか?
- 当社が提唱するHDDの正しい使い方は、信頼性の高いHDDを採用し、HDDにとって正しい環境・取扱方法で使用し、個別不良のないHDDを使用することです。
HDDの主な障害原因も、製品の品質に起因するものと、使用環境等に起因するものに大別されます。ソルナックの “Non-Stop HDD” は主に製品の品質に起因して将来障害を発生する可能性のあるHDDを当社独自のスクリーニング試験によって排除するものですが、HDDの障害発生の主原因が使用環境等にある場合には、その改善まで踏み込んだ対策を当社ではご提案させて頂いております。
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- 使用環境等に起因する障害原因にはどのようなものがありますか?
- 振動・衝撃による機械的な障害、静電気による電気的な障害、ガスの混入による化学的な障害、厳しい温度環境による物性的な障害などがあります。
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- HDDはどれくらい振動・衝撃に弱いのですか?
- HDDは非常に精密な機器です。一例を挙げると、記録メディアにデータを読み書きする磁気ヘッドは、垂直方向においては、約2nm(2.5inchの場合)の高さで記録メディア上を浮上しています。これは、磁気ヘッドスライダ(2.5inchの場合、約1mm弱)をジャンボジェット機に見立てると、地上0.2mm以下の高度で飛行していることになります。また磁気ヘッドは、水平方向においては、記録領域であるトラック上を、誤差約8nmで追従しています。これは、ヘッドアーム(2.5inchの場合、約3cm強)を東京スカイツリーに見立てると、その先端を約0.15mm程度(2.5inchの場合)の誤差で制御していることになります。 このように精密な機器であるHDDは、人間の身体では感じることのできない振動・衝撃によっても、ハイフライライト現象(磁気ヘッドが記録メディアから離れてWrite信号が低下)、オフトラックライト現象(磁気ヘッドがトラックのセンターから外れてWrite信号が低下)、サイドイレース現象(磁気ヘッドがトラックのセンターから外れて隣りのトラックのデータを上書きし消去)などによってエラーが発生します。また、音や複数台のHDDによる共振、ファンやパネル開閉等、たとえ微弱な振動であっても、共振周波数が合致することで物理的な障害をもたらすことになります。